2005年12月15日

マンガ[神戸在住]

マンガの知識館神戸在住


神戸在住』(こうべざいじゅう)とは、漫画家、木村紺が月刊アフタヌーン(講談社)に1998年から連載している漫画。本作品により木村紺は第31回日本漫画家協会賞新人賞を受賞。東京出身で神戸市|神戸にある神戸中央大学(モデルは神戸山手大学・短期大学)に通う主人公辰木桂の大学生活を中心に、主人公とその周りを取り巻く人間模様がほぼ一話完結のエッセイ風に描かれている。特にそのタイトル通り、神戸近辺を舞台にしているため、阪神・淡路大震災の話が度々描かれている。また国際都市神戸という都市の雑多性を背景に多様な背景を持った人々が登場する。



形式

主人公からの1人称で描かれる形式の漫画で、主人公の内面描写に富む。齣|コマ外の自筆による地の文によってコマの説明やその時の主人公の心理描写が入るためやや文字中心の漫画になっている。
また、定規を使わないコマ割の独特さ、スクリーントーン|トーンやベタをあまり使わず、線の数や太さで陰影をつけているところが特徴である。一話単位での時間の流れ方は緩やかであるが、全体を通した時間の流れ方は、第1巻(1999年8月発売)時点で2年生で、第7巻(2005年2月発売)時点で3年生の終わりであることを考えれば、早くはないものの決して遅くはない。どちらかというと少女漫画の形式に近いのではあるが、少女漫画特有の青臭さではなく、大人な叙情的な世界観が魅力である。



神戸紹介

本作品は主人公と周りの人間関係がメインであるが、神戸紹介という一面も持っている。登場人物が関わる施設に関しては架空であるが、神戸ハーバーランドやモザイク、神戸市立王子動物園など大部分の施設は実在の施設である。従って、主人公が歩く街並みや立ち寄る店などの殆どが実在しているため、神戸の雰囲気を本作品から得ることができる。また、単行本中には『コラム 小神戸』と題して出てきた建物等を軽く紹介しているコーナーもあり、本作品の神戸紹介の側面を補足している。上記のように実在の施設と架空の施設が入り乱れているため、ファンの中には架空の施設を探す人もいる。



震災

作者木村紺も神戸で被災したため、又、舞台を現代の神戸に設定している以上、阪神・淡路大震災を語られることが度々ある。しかしながら、本作品の主人公、辰木桂はまだ高校生で神戸に引っ越す前であるため、1995年の阪神・淡路大震災を経験していない。従って作品中で震災の話になると震災の爪痕をみることか、その場で直接体験した桂の友人、金城和歌子と、その彼氏林浩の二人(登場人物紹介参照)が中心となって震災の体験談を語る形式をとっている。震災の話は第1話から少し触れられている。友人鈴木タカ美が地震で揺れた部屋でフィードバック体験をするエピソードで主人公は疎外感を感じたと述べている。第7話、8話で金城和歌子の震災体験、第23話、第24話、第25話で林浩の震災体験(及びボランティア体験)が描かれている。第40話でも和歌子と林の住んでいた仮設住宅からの引越及び成人式での黙祷が描かれている。第2話から住んでいる林と和歌子との仮設住宅の撤去で震災の話は一区切りついている。



登場人物

登場人物を全て表記するとかなりの数になるので、主要な人物のみ記載する。



[ 主要登場人物 ]


  • 辰木桂(たつき かつら)
    :本作の主人公。神戸の大学の美術科課程に通う大学生。元々、東京の人間だが、大学入学前に家族で神戸に引っ越してきた。優しい性格で、涙もろい。ボーイッシュな体型を気にしてか、あまりスカートをはかない。

  • 金城和歌子(かなぎ わかこ)
    :桂の友人。英文科に通う。普段から泉海洋子と桂の三人で遊ぶことが多い。高校時代に震災を直接体験し、その時林浩と出会う。

  • 泉海洋子(いずみ ひろこ)
    :和歌子と共に普段から遊んでいる友人。英文科に通う。学生ながらモデルの仕事をしている。

  • 林浩(リン・ハオ)
    :金城和歌子の恋人。桂たちと同じ大学院に通う(連載当初は4回生だが、11話で博士課程1年生に変更)。震災ボランティアを経験し、その時和歌子と出会う。
    :中国系在日2世の香港生まれで、高知育ち。両親は帰化をしている。

  • 辰木晴君(たつき はるきみ)
    :桂の弟。幼少から病弱で、現在も体調を壊しやすい。そのため、幼い頃は両親の視線が桂にいくことが少なく、桂は必然的にお祖母ちゃん子になった。調理師専門学校に在籍中。

  • 日和洋次(ひなた ようじ)
    :元町高架下でアトリエ兼ショップを経営している。足が不自由なため車椅子に乗っており、又、腎臓疾患により、人工透析を受けていたが、ある日容態が急変し、心不全により帰らぬ人となる。32歳の若さであった。


    [ 英語文化研究室 ]

    桂が放課後などよく遊びに行く研究室。研究室と名前があるが、どちらかというとサークルの部室といった雰囲気がある。

  • 鈴木タカ美(すずき たかみ)
    :同じ美術科に所属する友人。普段から明るくて周りのムードメーカー的存在。父が借金を作り蒸発したため、引越を繰り返していた。

  • 小池(こいけ)
    :英文科。第1話から登場するのに下の名前がない。いつも野間とつるんでいる。

  • 野間(のま)
    :英文科。同じく第1話から登場するのに下の名前がない。大柄だが、威張った感がなく優しい。卒業後実家の旅館を引き継ぐことが決まっている。高校時代野球部に所属し、現在でもスポーツを趣味としている。

  • 友田文理(ともだ あやり)
    :物理課程の大学院に在籍。英語文化研究室のお姉さん的存在。

  • 大棚教授(おおだなきょうじゅ)
    :英語文化研究室の顧問。神戸在住ではあるが、その語り口は江戸っ子のものである。


    [ 高校時代の友人 ]


  • 高橋愛(たかはし あい)
    :同じ高校に通っていた友人。埼玉県の農業大学に在籍。隻腕だが、ほとんどのことは一人でする。不自由な時は立花椿に手伝ってもらう。酒飲み。

  • 立花椿(たちばな つばき)
    :高橋愛とは中学からの友人。そのため、桂と愛が仲良くし始めた頃は嫉妬していた。子持ち。

  • 羽生かよ子(はにゅう かよこ)
    :他人の髪をいじるのが好き。霊感がある。高校時代の友人達のまとめ役的存在。



    単行本情報


  • 神戸在住 1 ISBN 4063211045

  • 神戸在住 2 ISBN 4063211169

  • 神戸在住 3 ISBN 406321124X

  • 神戸在住 4 ISBN 4063211371

  • 神戸在住 5 ISBN 4063211487

  • 神戸在住 6 ISBN 4063211606

  • 神戸在住 7 ISBN 4063211673


    Wikipediaより引用 - Article - History - License:GFDL
  • posted by マンガの知識館 at 03:31| Comment(0) | TrackBack(4) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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